2幕の感想 〜 ストリートダンス×ストーリーの融合舞台『* ASTERISK(アスタリスク)』再演2014.5.9〜5.11

ダンス

*ASTERISK(アスタリスク)

2014年5月9日〜11日に東京国際フォーラムホールCで上演されたストリートダンス×ストーリーの融合舞台『* ASTERISK(アスタリスク)』を観てきました。

全体的な感想はコチラに書きましたが、1幕の感想に続き2幕の感想も書いてみたいと思います。



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9. 貢ぎ物

オリジナルのJ-POP『がむしゃら My Heart』に乗せた梅棒のジャズダンス。カタい場面が多い『* ASTERISK』にあってかなり異色ですが、途中でナマ歌も入り、初演と同じ曲なのですがラップも加わり独特の梅棒ワールドが観客を惹きつけていたと思います。

 

10. 面接

兄が刑務所行きを逃れるために軍隊の面接を受ける場面をDAZZLEの長机や椅子を使ったダンスで描きます。このダンスもDAZZLEらしい独特なダンスで面白いです。

 

11. 新聞

街中で新聞に見入っている人々。最前線の基地へ行くため駅へ向かう兄。目的のためにとある場所へ向かう妹とその動向を追う新聞記者。会いそうで会えない兄と妹。様々なドラマが交錯する場面をDAZZLEの新聞紙を使ったダンスで。

ここでも梨乃さんとDAZZLEとのユニゾンが観られます。完全に溶けこんでていい感じでした。

 

12. 手術

タイムマシーン produced by 黄帝心仙人による手術の場面。人間離れしたアニメーションダンスの動きに呼吸するのも忘れてただただ見入ってしまいました。この人たち一体どうなってるんだと。

 

13. 駅

駅で列車を待つ旅人をAFROISMがかばんを持ちながらのポップダンスで表現。再演では人数が増えて舞台を広く使ったパフォーマンスで魅せてくれました。

DAZZLEメンバーやアンサンブルダンサーが通行人みたいな感じでAFROISMのダンスに混ざったり、最後の照明の切り替わり方がカッコ良かったです。

 

14. 列車

兄が最前線の基地へ向かう列車の場面をDAZZLEのダンスで。列車の揺れや景色が移り変わっていく様子をダンサーの動きで表現していて面白いです。

 

15. クラブ

再演で追加された場面ですが、

 

 

ヤバいです。

 

 

赤と黒の衣装に身を包んだダンサーが赤い照明の中で妖しく舞い踊るクラブ。MIKEYさん、梨乃さん、MEDUSAさん、矢野祐子さん、Koharuさん、UNOさん、そしてポールダンサーのKUMIさんが代わる代わる舞台上を舞い、後方にいる客の相手もするというなんとも濃厚な場面。

ダンスもスゴいんですが、踊っていないところの動きもいろいろあって全部観きれない。濃くて妖しくて、でも綺麗な場面でした。

 

16. 軍隊

DAZZLEとBLUE TOKYOのコラボ。 DAZZLEがダンス、BLUE TOKYOがバク転、バク宙、バトン、ロープで魅せるスピード感、躍動感がたまらない構成。最後に舞台前方で全員が1列にビシッと並んでドヤられたら思わず拍手しちゃいます。

 

17. 奪われる景色

手術によって目を売った妹の心情を梨乃さん、MEDUSAさん、矢野祐子さん、Koharuさん、UNOさんのダンスで。再演ではKoharuさん、UNOさんが加わったことで表現の幅が広がり、より心に迫り来るものを感じました。梨乃さんの泣きの演技も良かったです。

 

18. 力がすべて

DAZZLEのダンス。ダンスとはいえ組体操的な(?)要素も入ったダイナミックで綺麗なパフォーマンス。

 

19. 兄妹 〜 エンディング 〜

19年の時を超えてスーパームーンの夜に再開を果たす兄妹。白い衣装のDAZZLEと梨乃さんのダンス。ここまでの波瀾万丈をイメージさせつつ、再会とこれから手を取り合って生きて行ける喜び。

座って顔を伏せた梨乃さんの背中に兄役・長谷川達也さんがそっと両手を添えて。それを囲むようにダンサーが集まり、梨乃さんがふっと顔を上げて笑顔を見せる。グッとくる場面です。

 

何度でも観たい舞台!

以上、各場面を振り返ってみました。

初演のDVDも観ましたが、やはり何度観ても鳥肌立ちますし心が震えるんですよね。次にこのような舞台がいつ観られるのか分かりませんが、是非ともまた劇場で観たいです!

 

参考:

 

舞台『* ASTERISK(アスタリスク)』については以下の記事を書いています。

 

 

ダンス

Posted by yoichi