DAZZLE公演『SHADOW GAME – deep -』を観てきました

ダンス

SHADOW GAME案内

2013年9月18日、東京・亀有にあるかめありリリオホールで行われたダンスカンパニーDAZZLEの公演『SHADOW GAME – deep -』を観てきました。

2013年1月に東京・青山のスパイラルホールで行われたDAZZLEの第7回公演『SHADOW GAME』の再演。初演時より広い舞台と会場。観客にはおそらくダンスやDAZZLEの舞台を知らないであろう地元の方もいるという状況の中、どのようなパフォーマンスで魅せてくれたのでしょうか。



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知らない方のために・・・DAZZLEとは?

「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」をスローガンに掲げ、比類ない世界観を持ち、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。
ダンスにおいてはストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合させた、世界で唯一つのオリジナルダンススタイルを創造。
舞台作品においては映像によるテキストで物語を紡ぎだす。

DAZZLE Official Website より

これは2011年4月に行われたDAZZLEの第5回公演『Re:d』のトレイラーです。セリフはありませんが舞台奥のスクリーンに映し出される字幕や映像、ナレーションに合わせてダンサーが演技をしたり、小道具を使ったりとダンスだけではない演劇的な要素も入った舞台を繰り広げているのがDAZZLEです。

 

DAZZLEの世界観が深化したSHADOW GAME – deep –

SHADOW GAME DVD、サウンドトラック

人が影になる。東京に黒い雨が降り、少しずつ闇に覆われていく中、男は彼女の面影を追い求める―

上記はフライヤーに載っているストーリーの一部ですが、このDAZZLEらしいSFチックな世界観のもと物語は進んで行きます。

『SHADOW GAME』のタイトル通り、「影」とそれに対する「光」がポイントになりますが、舞台上ではスポットライトを使ったり舞台後方を明るくしたりなど場面によって様々な形で照明を駆使して影と光のメリハリを付けた演出をしていたのが印象的です。

DAZZLEお得意の小道具使いも椅子、机、傘、ボックスなどが登場しましたが、中でも傘に豆電球を付けて音楽に合わせて光らせたり、ボックスに仕込んだ照明で動いているダンサーの影を映し出し舞台上のみならず舞台から飛び出してホールの天井近くまで影が躍動したのは見事でした。

初演からは構成が一部変更になったほか追加された部分もありました。初演を事細かに覚えてはいなかったのですが、再演の方がよりストーリーが分かりやすく伝わってきたように思います。

会場でサウンドトラック付きの初演のDVDを買ったのですが、音楽がどこか懐かしいような癒される感じで個人的に気に入っています。テレビドラマの音楽を多数手がけている林ゆうき氏が音楽を担当していますが、きっとみんなのツボに入るような音楽的な手法があるんだろうなという気がしました。

ダンスのみならず、音楽、照明、構成、演出などいろいろな面から魅せてくれる舞台でとても楽しめました。ダンスを知らなくても楽しめる舞台だと思います。

舞台の最後で2014年2月に行われるDAZZLEの第8回公演となる次回公演の予告があったのですが意味深な感じですごく楽しみです。その前に12月14日には三味線プレーヤーの上妻宏光氏とのコラボレーションもあってこちらも目が離せません。

 

参考:DAZZLE Official Website

 

 

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Posted by yoichi