梅棒 2nd ACT 『ウチの親父が最強』を観てきました
2014年1月23日(木)から東京・池袋の東京芸術劇場 シアターイーストで上演されている梅棒 2nd ACT 『ウチの親父が最強』を観てきました。
今回の公演は東京公演と大阪公演があり、東京公演はダブルキャストとなっていますが、両キャストの初日(Aキャスト:1月23日、Bキャスト:1月24日)を観ました。公演中ということもありネタバレしないように感想を書いてみます。
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梅棒とは
「踊りは気持ちだ!」をモットーに観る人をとにかく楽しませる事を目的とした男性JAZZダンス集団。ストリートダンス界においてダサいとされていたJ-POPをあえて使用した、笑いあり、感動ありのストーリーを表現するエンターテイメント性の高い作品群で、複数のストリートダンスコンテストで特別賞などを受賞。
知らない人もいるかもしれないので念のため。梅棒は分かりやすいストーリーと構成、J-POPに乗せたJAZZダンスと演技で喜怒哀楽を表現、笑いと涙と感動の舞台を展開しています。
演劇っぽい始まり方をしたかと思えば・・・
最初から怒涛の梅棒ワールド全開!毎度のことながら数々のJ-POPの曲に振り切ったJAZZダンス。感情のツボのド真ん中をヒットし観客を惹きつけ、全体を通して1本のストーリーとして舞台として魅せる曲の使い方、構成、演出が素晴らしいです。
今回のテーマは家族、ということでストーリー自体とても分かりやすいですが、場面の構成や展開も途切れが無く、圧倒的なパワーとスピード感で息つく間もなく90分間のステージがあっという間に駆け抜けていきました(でも、ちゃんとついていけるから大丈夫!)。
家族が物語の中心ではありますが、それぞれのキャラクターが立っていて舞台上の全員が主人公と言ってもいいくらい。ダンサー、役者など多彩な経歴の超個性派キャストが全員一丸で展開するステージはどこを取っても面白く、観客を楽しませてくれます。
今回の公演はダブルキャストということで両方観ましたが、同じストーリーなのにキャストが違うとこんなにも表現が違う衝撃。大筋は変わらないのですが結構違っていてそれぞれを見比べるととても面白いです。
ざっくり書くとAキャスト:天、Bキャスト:地でしょうか(上下とか優劣という意味ではないです)。個人的に印象に残った点を一つずつ挙げると、Aキャスト:IGさんとあの場面からの一連の流れ、Bキャスト:今人さんのダンス以外の魅せ方、というところです。
梅棒の公演が最高!
私が梅棒の舞台を見るのは今回が4回目です。嗜み程度にHip HopダンスはするもののJ-POPもJAZZダンスも大して興味が無いのですが、梅棒の舞台は笑いあり涙ありの展開の面白さと痛快さで観てしまうんですよね。A、Bそれぞれ1回ずつ観ましたが、何度でも観たくなります!
ダンスや演劇を知らなくても余程J-POPが嫌いじゃなければ楽しめると思います。ふらっと映画でも見に行くつもりで出かければヘタな映画より断然楽しめること請け合いです。
東京公演は2月2日(日)まで。前売りが完売したそうですが当日券はあるそう。大阪公演は2月6日(木)〜2月9日(日)でまだチケットがあるようです。
そして3月にはCSテレ朝チャンネルの「SOLD OUT!」という番組で今回の舞台が放送されるそうです。こちらも楽しみですね。
参考:
梅棒 2nd ACT 『ウチの親父が最強』については以下の記事を書いています。