そうだ、しまなみ海道でサイクリングしよう2013春 〜 耕三寺で仏教建築とアートを鑑賞! — 見どころいっぱいの耕三寺境内めぐりの続き

しまなみ海道

耕三寺八角円堂

2013年4月9日、尾道からしまなみ海道へサイクリングに出かけました。耕三寺(こうさんじ)の境内から未来心の丘(みらいしんのおか)を見て回り、耕三寺の境内に戻ってきました。こちらは八角円堂(はっかくえんどう)。奈良の法隆寺夢殿を元に作られていて国の登録有形文化財に指定されています。



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耕三寺信楽殿

こちらは信楽殿(しんぎょうでん)。孝養門をくぐって左側にある建物です。京都の法界寺阿弥陀堂を元に作られています。大講堂として使われているそうです。

 

耕三寺至心殿

こちらは至心殿(ししんでん)。孝養門をくぐって右側にある建物です。信楽殿と孝養門を挟んで左右対称に位置しています。耕三寺は山門から本堂までを中心線として左右対称に伽藍が配置されているのが特徴です。

もと宝物館、現在は倉庫として使われているそうです。信楽殿と同様、京都の法界寺阿弥陀堂を元に作られていて、信楽殿とともに国の登録有形文化財に指定されています。

 

耕三寺仏宝蔵

境内の中段から桜の間に見えるのは仏宝蔵(ぶっぽうぞう)。奈良の新薬師寺本堂を元に作られ、国の登録有形文化財に指定されています。

 

耕三寺潮聲閣1

境内下段の端まで来ました。この建物は潮聲閣(ちょうせいかく)。耕三寺耕三氏が母親のために建てた邸宅です。日本の住宅と洋館を複合したつくりになっていて、国の登録有形文化財に指定されています。

 

耕三寺潮聲閣2

潮聲閣のそばには立派な庭園が。静かで趣のある庭園です。

 

耕三寺金剛館

耕三寺の境内をひととおり回りましたが、実はまだ見るべき場所があります。潮聲閣から見て道路を挟んで向かい側の敷地にある金剛館です。こちらでは近代美術の展示が行われています。

 

耕三寺金剛館前の門

今回は時間が無かったので中には入らず金剛館の周辺を見て回りました。金剛館のそばにはこんな門が。なかなか派手です。

 

耕三寺金剛館前のオブジェ

こんなオブジェもありました。

 

耕三寺金剛館前のベンチ

ベンチもアートな感じです。

 

耕三寺金剛館前のしだれ桜

金剛館の周りのしだれ桜が満開でとても綺麗でした。

 

耕三寺金剛館前のしだれ桜アップ

時間の都合で金剛館に入らない代わりにしだれ桜の美しさを堪能しました。

耕三寺に入ったのが15時前で当日中にしまなみ海道を自転車で今治まで走る予定だったのでほんの少しだけ見て行こうと思ったのですが、壮麗な堂塔や未来心の丘の大理石彫刻に魅了され小一時間ほど駆け足で見て回りました。

きらびやかな装飾が施された堂塔、まるで外国へ来たかのような感覚にさせてくれる大理石彫刻の庭園。どれも素晴らしかったのですが、やはり時間が無かったので大ざっぱにしか見ることができず、見逃してしまった建物もあり、建物内で行われている展示は全く見ることができませんでした。

これというのも自分の下調べが足りなかったからなのですが、今回、一部だけでも見てきたことで次に来る時の楽しみができました。次回は時間を取ってじっくりと見て回りたいと思います。

 

参考:

 

しまなみ海道サイクリングについては以下の記事を書いています。

 

耕三寺