春の尾道で古寺めぐり 〜 善勝寺から御袖天満宮を通って大山寺にお参り
2013年4月8日に尾道の古寺めぐりをしてきました。慈観寺にお参りした後、古寺めぐりルートに沿って善勝寺まで来ました。山門をくぐります。善勝寺は天平時代(729〜749)の創建。奈良時代ですからかなり古いですね〜
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四国八十八ヶ所御砂踏霊場。各霊場の砂が埋められていて各霊場へお参りしたのと同じご利益があります。後ろに見える立派な松は三鈷の松。
善勝寺を後にし大山寺へ向かう途中、御袖天満宮(みそでてんまんぐう)に立ち寄りました。鳥居をくぐります。
御袖天満宮は学問の神様・菅原道真公を祀っています。菅原道真が太宰府へ流される途中に立ち寄った尾道で民衆にもてなしを受け、そのお礼に着物の片袖を破って渡したのを菅原道真の死後に祀ったのが御袖天満宮の始まりだそうです。
ちなみに御袖天満宮の鳥居の手前を右に折れて進んで行くと福善寺の下あたりに菅原道真が腰掛けたという腰掛け岩があります。
御袖天満宮の神門。55段ある石段を上ります。石段は一枚石でできていますが最後の1段だけ継ぎ目があるのだそう。気が付かなかった・・・。
この石段は大林宣彦監督の映画『転校生』や連続テレビ小説『てっぱん』で撮影に使われ、境内はテレビアニメ『かみちゅ!』に出てくる来福神社の境内のモデルになっているそうです。
神門の近くに力石の像がありました。江戸時代にはこうして力自慢を競ったんですね。
石段を上りきりました。境内には池があり、池の向こう側の真ん中に石の筆、右に墨、左に文鎮があります。池は硯で池の上にある藤の花が咲くと半紙となり書道の道具一式が揃うということのようです。なんと風流な!(参考:光と風のなかへ & 追憶の鉄路 尾道歴史紀行 御袖天満宮)
さすると願い事がかなうさすり牛。願いをこめてさすってきました。
御袖天満宮のさすり牛の右側を抜けるとすぐ大山寺の本堂があります。境目が無くて「あれ、ここ大山寺なの?」と思っていましたが、大山寺は御袖天満宮の別当寺(神社を管理する寺)だった寺で「天神坊」とも呼ばれているそう。納得しました。
大山寺の次は福善寺を目指します。
参考:おのなび(尾道観光協会)
尾道の古寺めぐりについては以下の記事を書いています。
- 春の尾道旅2013まとめ 〜 古寺と桜めぐりの旅
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善勝寺
御袖天満宮